理事長所信
2026年度理事長
星野 翔太

【はじめに】
私たち守山青年会議所とはどのような団体であろうか。1949 年、戦後の混沌とした時代の中、全国各地の志ある若者たちが立ち上がったのが青年会議所の始まりである。その後、1971 年に守山青年会議所は産声を上げ、時代ごとの社会課題に向き合い挑戦を重ね、昨年創立55 年周年を迎えた。
そこで改めて問う、私たち守山青年会議所とはどのような団体であろうか。現代は、少子高齢化や自然災害をはじめ、社会構造が転換する事象が起こることで、人々の価値観は複雑化、多様化の一途を辿っている。その様な時代においても、絶えず地域の発展を望み明るい豊かな社会の実現を目指し運動を行うのが私たち青年会議所である。しかし、変革の時代において、地域から私たちは必要とされているのであろうか、青年会議所活動の中で私は常に自問自答している。
「われわれJAYCEE は 社会的・国家的・国際的な責任を自覚し 志を同じうする者 相集い力を合わせ 青年としての 英知と勇気と情熱をもって 明るい豊かな社会を築き上げよう」
この言葉は青年会議所で謳われている綱領の文章である。一人ひとりが地域を心から愛し、使命感を抱き、迷うことなき理念をもち社会課題と向き合って挑戦を重ねることで、明るい豊かな社会の実現へとつながる。その様な姿を見ていただくことで、私たち青年会議所は地域から必要とされる存在であり続けられると私は確信している。
地域から真に必要とされる青年会議所であり続けるため、私たちは創立55 周年に中期活動指針として「 Create the Future 2030」を提唱した。その一年目となる本年、目標に向けて迷うことなく自らの意思で一歩、また一歩と歩みを進めていこう。
【社会インパクトへの一歩】
「Create the Future 2030」において、地域資源・地域ブランドを活用した事業を展開し、多くの市民が参加することで、市外から守山市への人口流入による価値観の多様化や、市民同士の交流の希薄化に伴う、我が町の良さについての認知度不足を解消することを提唱した。本年はその第一歩として、まずは潜在的地域資源を顕在化させる機会を創出する。その上で、顕在化の過程では行政や市民との対話の場を設けることに重点を置きたいと考える。何故多くの市民が我が町の良さに気付けていないのか、どうすれば我が町の良さが定着するのか、価値観が多様化する現代においては、私たちが机上の空論を語るのではなく、市民との対話により課題を明確化した上で、行政と連携を行い、私たちが積み重ねてきた英知を集約することでより良い運動が展開できると考える。守山市に好循環サイクルを生み出す仕組みの具現化に向けて、迷いなき協働の一歩を踏み出そう。
【会員拡大・拡充への一歩】
私たちが地域から必要とされる存在であるためには、私たちが魅力ある青年会議所であり続ける必要がある。そして、魅力ある青年会議所であり続けるためには会員拡大及び会員拡充の仕組みを醸成することが必要であると考える。
まずは会員拡大。青年会議所とは、先で述べた綱領の一文にもある通り、志を同じうする者が明るい豊かな社会の実現に向けて集結する団体である。メンバー一人ひとり生まれ育ってきた環境やビジネスにおける環境も様々であり、志を同じくしながらも、組織には多様な価値観がある。そして、その多様な価値観こそが魅力である。今後もその様な魅力が集まる団体であり続けるためには、ともに活動する仲間を増やすことが重要である。本年の拡大運動では、先に述べた拡大の必要性を理解するとともに、属人的になっていた活動を、組織的な拡大活動へと一歩昇華させる取り組みを行う。
次に会員拡充。拡充とは、「体制や組織などを拡げて充実させる」ことである。地域から必要とされるための運動を展開するため、本年は、メンバー一人ひとりの知見を拡げることを目的として、組織外の知見を取り入れる場の提供を積極的に行いたい。人間は現状維持バイアスにより、変わることを恐れる生き物である。しかし、殻に籠り現状維持を続けていては、多様化する現代において地域から必要とされ続ける存在になることはできない。守山青年会議所が持続的に魅力ある組織であり続けるために、迷いなき醸成の一歩を踏み出そう。
【共感の輪創造への一歩】
地域から見て私たちはどの様な組織に映っているのでろうか。そもそも存在を知られているのであろうか。今や地域に根付いた様々な取り組みは、青年会議所が展開してきた事業が発端となっているものが数多く存在する。それは私たち青年会議所が時代ごとに地域や行政などから共感を得ることで事業が継続されてきたが、今や時代の移り変わりとともに共感の土壌が薄れてきているのが現状である。今一度、青年会議所が共感を生み出し地域から必要とされる組織となるためには何が必要なのか。それは、魅力ある運動や組織を発信し続ける他ないと考える。
本年、まずは青年会議所の認知度向上を図るために1 年を通して時代に即した媒体を使用し絶え間なく運動や組織の広報活動を行う。次に、広報活動においてただ単に情報を発信するのではなく、受け手の感情を揺さぶり組織への共感を生む情報発信を行う。共感を生む広報活動は短期的には成しえない。発信と検証を繰り返し行うことで、守山青年会議所の広報活動の土壌を作り、魅力ある運動の展開とともに魅力ある広報活動の確立を目指したい。守山青年会議所と地域との「共感の輪」創造のために、迷いなき発信の一歩を踏み出そう。
【既存事業拡充への一歩】
野洲川冒険大会いかだ下りの事務局の担いも本年で5 年目を迎える。⾧く地域に根付き、守山市社会教育の根幹ともいえる位置づけにある本事業がさらなる発展を遂げるには、ただ単に事務局運営を担うだけではなく、私たち守山青年会議所の英知により事業を拡充させる必要があると考える。既存の考え方に囚われない自由な発想により伝統を守りながらも革新的なアイディアを加えていくともに、地域連携を強化することで様々な知見を取り入れ事業へ反映することで、より地域から愛され未来へと紡いでいくことのできる事業へと昇華される。伝統ある本事業を50 年、100 年先の未来へと紡ぐために、迷いなき拡充の一歩を踏み出そう。
【組織変革の一歩】
組織には必ずルールが存在する。青年会議所においても、守らなければならない様々な規則や慣習が受け継がれてきた。本年、運動や組織拡大・拡充において新たな一歩を踏み出すにあたり、現代に即し、かつメンバーが活動し易い環境を作るために、組織運営の規則や慣習変革の一歩を踏み出そうと考える。これは何も既存のルールを全て変えるということではない。組織において守るべきルールの存在は絶対に必要であり、ルールなき環境は無秩序を生み出すと考えている。
温故知新の精神を基に、青年会議所として受け継ぐべきルールは大切にし、変えるべきルールを大胆に変革していきたい。メンバー一人ひとりが輝る組織になるために、迷いなき変革の一歩を踏み出そう。
【結びに】
私は青年会議所入会以降、様々な成⾧の機会を与えていただき、その機会に一歩挑戦することでJAYCEE として、また青年経済人として成⾧できたとの自負がある。青年会議所は皆に等しく成⾧の機会が提供される。その機会に一歩踏み出し挑戦するかどうかは人それぞれだ。しかしながら、志を同じく青年会議所に集った仲間たちには、是非、自分の足で、自分の意思で一歩踏み出し挑戦をして欲しい。それが必ず成⾧に繋がると信じている。
私たちが地域から必要とされる存在であるため、地域の課題を解決できるのは私たち青年会議所であると示すために、メンバー一人ひとりが魅力ある人財へと成⾧することで、結果魅力ある組織となることを私は切に望む。
明るい豊かな社会の実現のため、迷いなき一歩を踏み出し、ともに未来を切り拓こう。
基本理念
・中期活動指針「Create the Future 2030」実現に向けた一歩目の運動、活動
・組織拡大、拡充に向けた運動、活動の展開
運営方針
・地域資源、地域ブランドを使用した事業実施のための調査研究
・組織的かつ戦略的な会員拡大活動
・会員拡充を目的とした例会運営
・時代に即した媒体を利用しての年間を通した広報活動
・地域や行政、外部団体との積極交流
・出向者支援と各種大会への積極参加
・凡事徹底
